パピーケアスタッフ養成講座の第4回では、子犬・子猫の困った行動と対処法について学んできました。
今まで3回にわたってわんちゃんのお話をしてきましたが、ねこちゃんを飼っている方お待たせいたしました!!
今回はねこちゃんについてお話しさせていただこうと思います!
今回もたくさん学んだ中の少しだけお話させていただこうと思います。
皆さん、お家のねこちゃんは病院やお出掛けをする時キャリーケースにすんなり入ってくれますか?
入れるのに大格闘してます…という方も多いのではないでしょうか?
それは、ねこちゃんの中で『キャリー=嫌なこと』という印象があるため、なかなか入ってくれなかったり逃げ回ったりすることが多いのです。
例えば、私たち人間で考えてみましょう。
お化け屋敷に行ってみてすごく怖い思いをした、そうすれば『お化け屋敷=怖い』という印象が残っているので、行ってみよう!という気にはなかなかなれないですよね。
むしろ避けてしまうかもしれません。
ねこちゃんも同じなのです。
例えばキャリーケースに入ったら病院に連れて行かれて、採血をしてすごく怖い思いをした。
そうなるとキャリーには嫌な印象しか残っていないのでキャリーを見ると逃げ出すようになったり、入ってくれなくなってしまいます。
そうならないために、キャリーに良い印象を与えましょう!
1日1回でいいので、キャリーの中に美味しいもの(ご飯や好物など)を置いておきます。
キャリーの中が難しければ、外(キャリーの入り口や少し離れたところ)でも大丈夫です。
その場合は、ねこちゃんの様子を見ながら、美味しいものを少しずつキャリーの中へと近づけていきましょう!
それを何回も繰り返すことでキャリーに入ると美味しいものが食べれると思い、
『キャリー=嫌なこと』から『キャリー=美味しいもの』という印象に変わっていきます。
すると少しずつキャリーに自分から入ってくれるようになります。
これにプラスして日常生活でキャリーを置いておくこともオススメします!
病院に行く時だけ出すと『キャリーが出てきた→入ったら嫌なところに連れて行かれて嫌な思いをする』と思い、逃げまわる原因にもなります。
普段から置いておいてキャリーを安心できる場所と思ってもらうように頑張りましょう!
皆さんのねこちゃんで決まったもの(いつものご飯)しか食べない・病気なのに処方食が食べられないという子はいませんか?
ねこちゃんは小さい頃に食べたことの無いものは大人になって食べることは少ないです。
そのため、小さいころから様々な風味(チキン・フィッシュなど)や食感(ドライフード・缶詰・パウチ)のものを与えておくことで偏食が防げます!
いろいろ食べた中で3番目くらいに好きだったフードを続けていくことをお勧めします。
そうすると病気などでそのフードを食べなくなってしまったときに、1番目2番目に好きだったフードを与えると食べてくれる確率が上がるからです。
ねこちゃんの行動で困っていたり悩んでいる方も多いと思います。
悩んでいる時は当院でアドバイスさせていただきますので、何かありましたらお気軽にご相談ください!