今回は2月末に当院で行った『わんちゃんの幼稚園』のことについて報告させていただきたいと思います。
まず初めに、わんちゃんの保育園の説明からしていきますね!
「わんちゃんの保育園ってなに?」
「なぜ通った方がいいのか?」
そう思われている方も多いと思います。
わんちゃんの保育園では、
わんちゃんに病院という場所、病院スタッフ、診察・処置内容に慣れてもらうように少しずつその子のペースに合わせて練習していきます。
練習といっても、おやつを食べながら楽しく行っていきます。
わんちゃんが楽しい気持ちで行うことでその場所・人・処置に良いイメージが残ります。
良いイメージが残るとその行為が好きになったり、リラックスして行えるようになります。
逆に嫌がったり怖がったりしているのに練習を続けてしまうと、わんちゃんの中でその行為に対して嫌なイメージが残ってしまいます。
嫌なイメージが残るとその行為が嫌になったり、行こうと思ったら攻撃性を出してしまう原因にもなってしまいます。
わんちゃんの保育園では、おやつを食べながら、少しずつその子の様子を見ながらその子のペースで、いろいろな事に慣れる練習をしていきます!
今回参加してくれたチワワのララちゃん・mix犬の結愛ちゃんの様子とともに、保育園の様子を伝えていこうと思います。
まずは、病院内に慣れてもらうために自由に遊んでもらいます!
その中でスタッフがおやつをあげたり一緒に遊んだり、わんちゃん同士で触れ合ったりします。
こうすることで病院はこわい所ではないんだ!とわんちゃんの中で印象付けられ、病院に来る際のストレスが無くなったり、少なくなります。
結愛ちゃんは当院は初めてだったので、最初に結愛ちゃんだけで自由に匂いを嗅いだりスタッフからおやつをあげたりして、充分に場所に慣れてからララちゃんと会わせることにしました。
ララちゃんは何度か来ているので、慣れた様子で走り回ったり匂いを嗅いだりしながら、結愛ちゃんの所へ遊びに行ったりしていました。
2人の様子を見ながら、お互いに自分から遊びにいけるまで私たちは何もしませんでしたが、2人のペースで少しずつ仲良くなっていき、飼い主さんがお迎えに来たときにはすっかり仲良くなって嬉しそうに遊んでいました!
この時に、わんちゃん同士が遊ばないからといって、私たち人が入って無理矢理遊ばせてようとしてしまうと、わんちゃんに対して怖い印象が残ってしまい、わんちゃんが苦手な子になってしまったりするので要注意です!!
私たちも、初めて会った人といきなり仲良く遊べ!と言われても無理ですよね。
人によるとは思いますが、挨拶をして、コミュニケーションをとって、どんな人か分かってからじゃないと怖くてできないと思います。
それはわんちゃんも同じで、その子なりの段階をふむことが必要です。
最後にはララちゃんも結愛ちゃんも病院に慣れ、自由に走り回りながら、2人で仲良く遊ぶことまで出来ました!
一番最後の時がすごく上手に遊べていたのですが、その時の写真が無くて申し訳ないです…。
次回では診察の練習について、2人の様子とともにご紹介したいと思います!