前回、前々回とわんちゃんの困った行動について『いたずら噛み』『トイレのしつけ』を書かせていただきました。
今回は甘噛みについてたくさん学んだうちの少しだけ、書かせていただきます!
子犬はどこでどのようにして甘噛みについて学ぶと思いますか?
一つ目は子犬同士の遊びの中や母親とのふれあいから強く噛んではいけないことを学びます。
遊んでいる時や授乳中に、強く噛んでしまったら
一緒に遊んでいた子犬や授乳中だった母犬がダメだということを、
『怒る』『どこかへ立ち去ってしまう』などの行動で示し、教えてくれます。
それを何回も繰り返すことで強く噛んではいけないということを学びます。
二つ目は新しく来たお家に面倒見のいい成犬がいる場合、その子が噛む力や遊び方をしっかり教えてくれます。
例えば、子犬が強く噛んだ時やしつこくお兄ちゃん・お姉ちゃんのしっぽを噛み続けているなどのしてほしくない遊び方をしてきたときに
立ち去ったり、軽く噛んだり、口を開けて『バウッ!!』と言うだけの時もあれば、たまには強く怒ったり…。
このように様々な表現で教えてくれます。
噛み加減が分かっている大人のわんちゃんであれば怒るときに強く噛んだりすることはしません。
三つ目は飼い主さんとの日々の暮らしの中で学びます。
普段わんちゃんと遊んでいる時に口の中に手を入れたり、口まわりで手を動かして遊んでいたりしていませんか?
これらの遊び方は子犬を興奮させ、噛むチャンスを与えていることと同じなのです。
わんちゃんと遊ぶことは決して悪いことではありません。
ですが、遊び方を噛むチャンスを与えるような遊び方ではなく、ボールを投げて遊んだりロープで引っ張りあいっこをするなどして遊びましょう!
もし、おもちゃで遊んでいる時に手を噛んでしまったときは、「あっ!」と言っておもちゃを持ってその場から立ち去ってください。
時間は10~30秒でかまいません。
わんちゃんに『遊びが中断された』『楽しかったのに…』と思ってもらうことが大切だからです。
また、離れるときにおもちゃになりそうなものを置いていかないようにしましょう。
おもちゃがあれば、わんちゃんはそれで遊ぶので『つまらない』と思うことはありません。
時間がたてばおもちゃを持って戻ってきて、また楽しく遊びましょう!
それでまた噛んでしまったら、先程と同じくおもちゃを持って立ち去って下さい。
これを何十回も繰り返すことで、わんちゃんは『手を噛んだから遊んでもらえなくなった』と分かってきますので、気をつけながら遊ぶようになります。
甘噛み・いたずら・トイレのしつけ全てに言えることですが
何回も繰り返していくことでわんちゃんは少しずつ覚えていってくれます。
それまではイライラしたり、不安になることもあるかと思いますが、
そんなときにはお話を聞いてアドバイスさせていただきますので、お気軽にご相談ください!